自動文書分類に基づく全文検索システム:住友電工情報システムが開発の「QuickSolution」に 文書クラスタリング機能を搭載

課題

データベースに記録された大量の文書データの中から必要な文書を取得することは、検索キーワードなどを適切に設定するために担当者の業務知識や経験が必要です。また、大量に検索された文書から必要な文書のみを目視で探すのは時間がかかります。最初から関連の文書のみを検索できれば効率が上がるでしょう。

解決方法

住友電工情報システム株式会社は、同社が開発・販売している文書データベースからの全文検索システム「QuickSolution(クイックソリューション)」に文書クラスタリング機能を搭載して、検索性を向上しました。文書クラスタリングは文書と文書の類似性に基づくグルーピングで、どのような文書かを示すラベルを必要としない教師なし学習です。これにより、分野ごとに文書をまとめて関連文書を提示することができます。

この文書クラスタリングの結果は、共有タグとしてその後の検索に利用できます。また、QuickSolutionのクリックだけで目的の文書にたどり着けるClick Naviの検索カテゴリにも利用することができます。

どうなったか

テキスト・クラスタリング機能を搭載した「QuickSolution」の新しいバージョンVer.11.3を2月25日に発売します。

コールセンタなどにおいては、既存の問い合わせデータに基づいて素早く回答することが求められます。同社は本製品により、登録された問い合わせ記録を自動的に分類して、タグ付けすることにより、データベース整理に労力を割くことなく、類似ケースに最短で到達し、解決率の向上や対応時間の短縮をすることができるとしています。

まとめ

企業には紙ベースの書類が多くあり、ベテラン社員が新規案件と類似の案件に関する書類を探し出し、この書類を参照しながら新規案件を進めていくことがよくあります。紙ベースからデジタルへの移行を前提として、データベースシステムの進歩は企業の仕事の進め方を変える契機になるでしょう。

参考資料

(森裕紀)