個人やチームのトークを分析・評価「AIによるトーク・プレゼン解析サービス」

課題

金融業界の営業職や講師など人前で話す機会の多い職業に就いている場合、どうすれば自分のトークが相手に分かりやすく伝わるか、どこを改善すればよいのか悩んだ経験のある人がほとんどです。

しかし、営業の業績上位者やベテラン講師のトーク内容は会社のノウハウとしては蓄積されていません。そのため、若手がお手本として学習するには熟練者が直接、若手にトーク指導を行う必要があり、多くの時間を費やしてしまいます。

そこで、熟練者から直接指導を受けなくても熟練者のトーク内容を可視化し比較することで、自分のトークをより効率的に改善する方法が必要とされています。

解決方法

コグニティ株式会社は営業職やプレゼンのトークを可視化できるサービス「UpSighter(アップ・サイター)」を提供しています。「UpSighter」は対象者のトークの内容を分析し、トークの改善点を具体的に提案するサービスです。

改善したいユーザーのトーク内容の録音データや文字起こししたデータをアップロードすると、AIを活用したシステムがトーク内容を分析し結果を提示します。結果にはトーク内容の構成や情報の種類が業績上位者や熟練者と比較されているので、自分に不足している点や改善点を把握できます。

「UpSighter」は上場企業をはじめ、多くの会社に活用されているサービスですが、今回、金融業界に特化した「UpSigher for Finance」とプレゼン専用の「UpSighter for プレゼン!」を開発しました。

どうなったか

「UpSigher for Finance」は、大手保険会社と大手銀行の模範社員の商談時のトーク内容をモデル化しているので、自社の製品紹介や商談を行う金融業界の社員に適切な改善ポイントを提示します。

トークバランスや会話構成、質問の種類と数を見える化し改善点を指摘するので、社員は具体的に自分のトーク内容のどこを改善すべきか時間をかけることなく把握できるようになりました。

また、「UpSighter for プレゼン!」ではスティーブ・ジョブズやビジネスモデルコンテスト優勝者のプレゼンをモデル化しているので、質の高いプレゼントークと自分のトーク内容とを比較・分析できます。

プレゼンでは、内容構成だけでなく聴衆に与える印象も重要となりますが、「UpSighter for プレゼン!」ではプレゼンの主張別印象度ランキングも提示されるので、自分のプレゼンをより印象強い内容に修正できます。

まとめ

「UpSighter」は2016年のリリース以来、商談やプレゼンを行う社員を中心として多くの企業で利用されています。今回、金融業界を専門とする「UpSigher for Finance」とプレゼン専門の「UpSighter for プレゼン!」の開発で、よりユーザーのニーズにあったトーク内容の改善点を指摘できるようになりました。

今後も引き続き、プロのプレゼンテーターや業績上位者のトークデータを蓄積し、より高精度な比較・分析が行えるようになるでしょう。

参考資料

(Marvin編集部)