マンションの成約価格推定システム「リハウスAI査定」:エクサウィザース と三井不動産リアルティが開発

課題

所有するマンションを売ろうとする際にどの程度の価格になるか気になるところです。その価格によって新居の計画も変わってきます。しかし、従来のマンションの査定は不動産業者に連絡をとり、実際に現地で見てもらう必要があるなど手軽なものではありません。

解決方法

株式会社エクサウィザース と三井不動産リアルティは新しいマンションの成約価格の推定システムを開発しました。

このシステムでは立地、グレード、階数、方角などのマンションの特徴を入力として、成約価格を出力とするシステムです。推定モデルの訓練は、これまで実際に三井不動産リアルティを通じて取引されたマンションの特徴と成約価格を基に行われ、誤差の絶対値を正解値で割った誤差率の中央値(MER: Median Error Rate)としての性能が、首都圏1都4県でMER4.89 %、首都圏エリア以外を含む全国ではMER5.34%となりました。エクサウィザース のプレスリリースでは、この値は高精度であるとしています。

このシステムを使用するためには、ユーザーは所有するマンションの名前と部屋番号をWebページで入力することで即座に推定価格が表示されます。また、周辺で購入を検討している人数などの情報も同時に提供します。

どうなったか

リハウスAI査定は、三井不動産リアルティが提供するWebサイト「三井のリハウス」で2019年12月16日(月)より公開されました。

まとめ

不動産の売買は大きな取引ですが、素人にとっては馴染みが少なく、できるだけ正確な情報が欲しいものです。リハウスAIのようなシステムで時間のかからない査定が受けられるのであれば、利用者の不便もなくなると同時に、不動産会社の担当者の手間も省け、一石二鳥です。入り口のところで利用者を掴めれば、不動産売買の活発化に寄与できるかもしれませんね。

参考資料

(森裕紀)