タブレット型AIラーニングシステム「atama+」によるオーダーメイド学習 

課題

学校での授業に加え、学習塾で個別指導を受ける中高生が増えています。しかし、従来の個別指導で先生が与えた課題をこなしていても、思うように成績が伸びない生徒もいます。なぜなら、生徒が学習における「苦手」を克服するため、問題を繰り返し解くだけでは十分ではないからです。

生徒をアップさせるには、つまずいているポイントを的確に把握し基礎から学習を繰り返す必要があります。そこで、生徒一人ひとりの「つまずきポイント」を把握し、その生徒に最適な課題とカリキュラムを提供する学習方法が求められています。

解決方法

atama plusとZ 会グループは2019年11月、Z会グループが運営している「栄光の個別ビザ」にAIを活用した教材「atama+」を導入しました。「atama+」はAIを活用することで、一人ひとりの学力や目標に合わせて課題をカスタマイズできるラーニングシステムです。

成績の近い生徒たちでも、生徒よってつまずいているポイントやミスの傾向は異なります。「atama+」は一人ひとりの特徴をとらえて、その生徒が効率よく苦手なポイントを克服できるように最適な課題を作成します。

そして先生はタブレットを用いて、AIが解析した生徒の学習状況や集中度をリアルタイムで確認でき、いつ・どんな声掛けを生徒にするべきかもAIが提案します。さらに「atama+」は生徒の課題進捗状況に合わせて生徒のスマートフォンへ宿題を配信するので、生徒は自宅へ戻ってからも効率的な学習が進められます。

どうなったか

「栄光の個別ビザ」は先生と生徒が一対一になり授業を行う個別指導専門の塾です。「栄光の個別ビザ」は、生徒一人ひとりの学力に合わせた個別指導をすでに行っていましたが、今回「atama+」を導入したことでより生徒の学力や満足度がアップしました。

「atama+」は生徒の得意不得意や目標に合わせてAIが最適な学習課題を自動で作成します。例えば数学の「確率」の応用問題が分からない生徒に対しては、「確率」の応用問題ばかりを出題するのではなく、基礎となる「場合の数」や「確率」の基本問題を複数出題し、生徒がどこでつまずいているのかを把握します。さらに問題を出題するだけでなく、生徒の苦手分野の動画教材や例題も課題に含めます。

「atama+」を活用することで、生徒は従来の個別指導よりも苦手分野を早く確実に克服できるようになりました。さらに先生もAIとの連携で、生徒の集中力を阻害せず最適なタイミングで声掛けを行えるようになりました。

まとめ

「atama+」を利用して学習を進めている生徒の中には、「今までは時間をかけて繰り返し問題を解くことが正しい勉強のやり方だと思っていたけれど、自分の苦手なところをピンポイントで知ることが重要だと分かった」という声も見受けられます。

さらに、AIが苦手なポイントだけでなく得意な単元も客観的に評価してくれることが励みになるという生徒もいます。「atama+」は今後ますます学習塾で広まり、生徒のモチベーションを高め、効率的な学習をサポートする心強いラーニングシステムとなるでしょう。

参考資料

(Marvin編集部)