AIが支出品目を自動で振り分け:LINE家計簿がトーク入力機能を追加

課題
自分のお金の流れを把握するためにスマーフォンで家計簿を付け始める人が増えています。しかし、家計簿を付けるためにはわざわざ家計簿アプリを立ち上げて支出品目や金額を入力する手間がかかるため、継続できる人は多くありません。
そこで、従来の家計簿アプリよりも気軽・簡単に支出が入力できる方法が求められています。
解決方法
LINE Pay株式会社が提供している「LINE家計簿」は、LINE上で簡単に収入や支出の管理ができる無料の個人向け家計管理アプリです。従来の「LINE家計簿」はアプリを立ち上げる必要がありましたが、今回「LINE家計簿」に加えられた「トーク入力」機能によってアプリの起動が必要なくなりました。
ユーザーはLINE上の「LINE家計簿」公式アカウントのトーク画面から収支の入力が行えるようになりました。誰かにメッセージを送る時と同様にLINEのトーク画面で品目と金額を入力すると支出が自動的に「LINE家計簿」に追加されます。
間違って登録してしまった内容もトーク画面から修正できます。「トーク入力」機能を使用して入力した品名は、AIによって自動的に振り分けされます。そして、AIの機械学習機能により、自分の品目に最適なカテゴリーに振り分けられるので、面倒なカテゴリー分けの手間が省けます。
AIによるカテゴリー分けが適切でなかった場合はユーザーが手動で修正することで、次回からは修正されたカテゴリーへ分けられるようになります。
どうなったか
今までは、支出を入力するためにはわざわざ「LINE家計簿」を開かないといけませんでしたが、「トーク入力」機能の追加によってLINEのトーク画面から簡単に入力できるようになりました。
「LINE家計簿」の公式アカウントをトークリストでピン留めしておけば、トークの中からアカウントを探さなくてもすぐに入力できます。
さらに、「トーク入力」機能によりユーザーが支出を入力すると、「LINE家計簿」から品目・カテゴリー・金額の状況が通知されるので、今まで何にどれくらいお金をかけているのかが簡単に分かりようになりました。
AIが振り分けたカテゴリー別のグラフや、カレンダーでも視覚的に支出がチェックできるので、お金の流れが把握しやすくなり家計管理も楽になります。
まとめ
「トーク入力」機能の追加によって支出の入力や管理が容易になるため、今まで家計簿が継続できなかった人でも、気軽に続けられるようになるでしょう。
「LINE家計簿」は2019年8月末時点でiPhone・Android版の計400万人以上のユーザーが登録している家計簿アプリです。銀行やクレジットカードのサービスとの連携も行えるため、家計の一括管理が可能です。今後は、トーク画面から受け取れる通知機能やリマインド機能も実装予定で、ますますユーザーにとって使いやすい家計簿アプリとなるでしょう。