AI搭載型OCRを活用して自動車保険をリアルタイムに見積もる「カシャッとスピード見積り」

課題

従来、自動車保険を見直したいと考えた際、現在契約中の車検証券を用意して保険会社の窓口まで出向くのが一般的でした。最近ではインターネット上で自動車保険料を見積もるサービスも増えてはいますが、車検証券の記載内容を正確に入力しなければならず、時間も手間もかかっていました。

解決方法

SBI損害保険株式会社は自動車の保険証券の画像や写真を読み取り、概算保険料を即時に表示するサービス「カシャッとスピード見積もり(カシャッピ)」をリリースしました。「カシャッピ」はAI搭載型OCRを用いて自動車保険料をリアルタイムに見積もれるサービスです。

ここで、OCRとは手書きや印刷された文字を読み取りデジタルの文字に変換する技術です。「カシャッピ」は、株式会社ダブルスタンダードが開発したAI技術であるクレンジング機能を活用し、従来は正確な読み取りが難しかった保険証券の手書きの文字も高精度で読み取ります。

「カシャッピ」は専用のスマートフォンアプリをわざわざダウンロードしなくても、スマーフォンやタブレットのウェブブラウザから利用できます。保険証券を撮影するためのカメラもウェブブラウザ上から起動できるので操作も簡単です。

そして、カメラで読み取った画像データはSBI損保のWebサイト上の見積もり入力画面に自動的に入力されるので、利用者が見積もりに必要な情報を入力する手間が省けます。さらに、保険料計算APIを導入し自動車保険システムと連携しているため、概算保険料を見積もった後はスムーズに申し込み手続きへ進めます。

どうなったか

利用者はまず、現在契約中の保険証券を撮影します。次に、撮影した保険証券には記載されていない情報を提供するために、簡単な質問に回答します。質問内容は、免許証の色・衝突被害軽減ブレーキの有無・現在の車両保険付与の有無・過去1年間の年間走行距離です。

以上の項目を入力すると、リアルタイムで概算保険料が提示されます。概算保険料は、撮影した保険証券と質問の回答に基づいて見積もられます。利用者は概算保険料を確認した後、そのまま正式なお見積りと申し込み手続き画面に移行できます。

利用者が「カシャッピ」を利用することで、自動車保険料の見積もりにかかる時間と、自動車保険の新規申し込みに必要な時間と手間が大幅に短縮できます。

まとめ

AI搭載型OCRを活用した自動車保険の概算保険料見積りサービスは、現在特許出願中です。

適切な補償を受けるため、私たちは就職・結婚などライフスタイルが変化するたびに自動車保険を見直す必要があります。しかし、自動車保険の見積もりが面倒なため、今まで見直しを行ってこなかったという人は少なくありません。

「カシャッピ」は最新のAI技術を活用して、従来よりも簡単に自動車保険料が見積もれるため、適切なタイミングで自動車保険を見直して自分に合った自動車保険に切り替えられるでしょう。

参考資料