フィットネスクラブ運営向けプラットフォーム「ON DIARY」に会員の退会リスクをAIで自動分析するツールが新たに追加

課題

少子高齢化社会である日本では、医療費の抑制や社会保障制度の維持などが喫緊の課題になっており、個人レベルでの健康増進の重要性が高まっています。この点、統合型フィットネスクラブなどのスポーツ施設は、健康増進だけでなく地域コミュニティの活性化にも役立つなど、多くのメリットがあります。

しかし、日本のフィットネスクラブの多くは会員の継続率の低さという課題を抱えています。一般的なフィットネスクラブの場合、入会から半年以内に会員の約70%が退会、1年後には約10%のみが残る、というのが現状です。

解決策

会員の継続率を維持・向上するためには、会員の退会リスクをいち早く察知し、適切なタイミングでフォローすることが重要です。

株式会社ジ・アイが提供するフィットネスクラブ向けクラウド型運営プラットフォーム「ON DIARY」では、同サービスの新機能としてAI(人工知能)による退会リスク分析ツールを新たに導入しました。

新たに追加された退会リスク分析ツールでは、退会リスクと関連性のある会員情報を統計的に分析し、会員の年齢や性別、来館パラメータ、会員用アプリなどを通して得たトラッキングデータを基に退会リスクを算出します。

退会リスクの高い会員は晴・曇・雨の順に3パターンで可視化され、このデータを基に退会リスクの高い会員を優先的にフォローアップすることで、継続率の維持を図ります。

どうなったか

ON DIARYは様々なフィットネスクラブが導入できるサービスで、トレーニングメニューの簡単作成や、運動習慣の定着を目的としたアプリ、事務作業を効率化するシステムの提供などを通して、フィットネスクラブ運営を総合的にサポートします。

フィットネスクラブの従業員の業務は多岐にわたり、多忙になりがちです。また、人手のみで会員のモチベーションを把握するのは困難であり、同ツールを活用してより効率的・効果的な会員サポートが行えると見込まれます。

今後はデータを蓄積することでAI(人工知能)の分析精度を高め、退会の要因や、個別の会員に最適化したフォロー内容も自動で提案できる機能の追加なども検討しているとのことです。

まとめ

こうしたシステムはフィットネスクラブだけでなく、会員制ホテルやゴルフクラブ、様々なWebサービスにも応用できそうです。よりユーザー個人のニーズに応じたサービスを提供することで、顧客満足度の向上が期待されます。

参考資料