AIがレストランやカフェの空き状況を判断・表示:空席状況表示システム「VACAN」

VACANの利用イメージ[公式サイト]

課題

飲食店に食事にいく時は、店の入り口までいってみないとその店の混雑状況がわからないのが普通で、飲食店が集まっている大きなビルのレストラン街などでは、空いている店を探すのに苦労することがあります。

一方、ビルやショピングモールの運営者としても、消費者に満足してもらうために空いている店にスムーズに送客したいという課題がありました。

解決方法

IoTとAI(人工知能)を活用して飲食店等の空席情報配信サービスを行う株式会社バカン(本社:東京都千代田、代表取締役:河野剛進)は、空席状況表示システム「VACAN」を開発しました。

情報取得のイメージ[公式サイト]

VACANは画像解析の技術や各種センサーを用いて、店舗の客席と、待っている人の列の状況を取得します。そして、そこから空席を分析したり、待ち時間を推定します。

分析したデータは、ビルの入り口に設置されたサイネージに表示したり、Webで公開もできるので、PCやスマートフォンからアクセスしてもらうことで情報を提供します。

Analyticsのイメージ[公式サイト]

さらに、得られたデータは蓄積され、店舗の来客の分析に利用できるようになっていたり、サイネージには満席の場合はクーポンを提示するなどの機能も備えています。

どうなったか

現在、東京駅、成田空港、阪急うめだ本店などで導入され運用されています。特に成田空港などは施設が広いため、フードコート同士が徒歩15分程度離れているなどしているということで、VACANのようなシステムがあることは利便性向上に大きく寄与しそうです。

Webでデモ版も公開されており、こちら(https://signage.vacanservice.com/demo)から利用イメージが閲覧できるようになっています。

まとめ

IoTとAIを使った空席情報の提供システムを紹介しました。これまでもネットで席の予約をできるシステムはありましたが、今どうなっているかというのは現場に行ったり電話してみないとわからないのが当たり前でした。一人で店を探しているだけならそれほど不便ではないですが、同行者がたくさんいたり、ベビーカーや足の不自由な人がいたりすると店探しだけで疲れてしまうということもあります。こういった「当たり前の苦労」がなくなるのはとても良いことだなと感じます。

空き状況がわかればなと思うことはレストラン以外にもたくさんあります。例えば駐車場の空きスペース、オフィスのコピー機、工場の特定の機械に工具などです。自分の身の回りにどんな不便があるか考えてみると面白そうです。

参考資料

(Marvin編集部)