Amazonアプリでバーチャルメイクが可能に:化粧品の色や質感が試せる機能搭載

課題

ネットショッピングは当たり前になってきていますが、化粧品となると、「思っていた発色と違う」など実際とのギャップがあります。オンラインで買っても無駄な出費になる、また、直接店舗に行って試さなくてはならないなど、時間と労力のコストがかかることが課題でした。

解決方法

Amazonが、バーチャルにメイクアップアイテムを試せる新機能「バーチャルメイク」をAmazonモバイルサイトとアプリに導入しました。ロレアルグループ傘下の企業、モディフェイス(Modiface)と共同で開発し、モディフェイス側の持つAIとAR技術を活用したサービスです。モディフェイスは、画面に映った自分の顔で化粧やヘアカラーを本物そっくりに試すことのできるAR技術により、国際的にも化粧品関連におけるIT企業の開発リーダーとして認知されているカナダの企業で、たとえばヘアカラーを試せるアプリも開発しています(DLはこちら)。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000962.000004612.html

リップカラーの濃淡も調整でき、また唇の輪郭に打たれた点を動かすことで、リップラインも自在に調整することができます。自分のスマホのカメラを利用したライブ動画や自撮り写真、だけでなく、Amazon側が用意したモデルの写真を用いることもできます。

どうなったか

リリース時点では5つの化粧品会社(日本ロレアル、資生堂、カネボウ、コーセー、花王)の計18ブランドの890点以上のリップアイテムのみ対応です。今後、対象カテゴリーおよびブランドを拡大していくとのことです。モディフェイス最高経営責任者パーラム・アーラは「Amazonとの協業により、ARによるバーチャルメイクを通じて、より快適なオンラインショッピング体験をお客様に提供できることをうれしく思います。当社独自のAI技術を通じて高精度な色を実現でき、消費者は多くの色のメイクアップアイテムをバーチャルで試し、最も似合う色を購入することができるようになります。」と述べています。

まとめ

色や質感が再現できるとはいえ、実際使うときの塗り心地や香りがわからないのであれば購入に踏み切れない人もいるので、化粧品にはまだまだネットショッピングの壁はあるように見受けられます。かつてAppleのARKitで仮装メイクができる機能がありましたが、今回は購入に直結できるAmazonで機能が追加されたことで、どれほど広がりを見せていくかは注目です。

参考資料

(蒲生由紀子)