AIチャットボットによるごみ分別案内サービス開始:文京区3R推進キャラクター「リサちゃん」が自動応答

課題

ごみ出しの曜日、ごみの分別、資源ごみの回収方法などは細かく区分されており、なかなか覚えにくいものです。行政側も、そうした住民からの問い合わせや間違ったごみ処分の対応には労力を割いてきました。そうした両者の負担を軽減するために、簡単に「ごみ分別」について周知することができる手段が必要でした。

解決方法

2019年4月25日、「つくって人をしあわせにする」をビジョンに新規事業に特化したソフトウェアの開発、クラウドのウェブアプリケーション開発の受託、スタートアップ向け開発チームの提供などを行っている株式会社mofmof(東京都渋谷区)と「あらゆる”資源”の無駄をなくす」、というビジョンに基づき、アイデアと人をつなぐ接点として、循環する経済を実現するための経営・ITコンサルティング、ITプラットフォーム運用、企業マッチング、組織・人材支援などを手がけている接点合同会社(東京都豊島区)は文京区と共同でAIチャットボットを利用した「ごみ分別案内サービス」の導入および運用を開始しました。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000029.000013715.html

名  称: AIチャットボットを利用した「ごみ分別案内サービス」
開始日時: 2019年4月25日
用  途: 文京区のごみ分別に関する区民からのチャット質問にAIチャットボット「リサちゃん」(文京区3R推進キャラクター)が自動応答し、ごみ出し曜日や場所、捨て方などの情報を提供。
利用方法: 文京区ホームページに直接アクセスしブラウザ上で利用する方法とLINE@公式アカウント上で利用する方法の2通り
利用料金: 無料

リサちゃんの作成及び運用には、mofmof株式会社の人工知能チャットボット作成サービス「My-ope office(マイオペオフィス)」が採用されています。それはQ&Aのデータセットだけ用意すれば、自然言語処理技術を利用してチャットボットが導入できるというものです。リサちゃんの利用方法は、文京区ホームページからブラウザ上で利用する方法と、文京区のLINE@公式アカウント上で利用する方法の2通りがあります。(※自然言語処理に関連するMarvinの記事:契約書をAIによりチェックする「LegalForce」が正式版提供開始文書の専門分野の自動判定による翻訳精度向上:ロゼッタが多言語で医学、化学、法務、IT、金融など可能とする新しいバージョンの機械翻訳サービスを公開

ごみを捨てる曜日を知りたい場合、リサちゃんに捨てたいごみの種類「例:可燃ごみ」で話しかけると、リサちゃんは住んでいる地域を聞き返して、地域で「可燃ごみを捨てられる曜日」を教えてくれます。また、捨てたい物の名前のみを入力しても、リサちゃんはごみの種類(「可燃ごみ」「不燃ごみ」「資源ごみ」「粗大ごみ」)を返答し、粗大ごみの場合は、処理手数料の目安も教えてくれます。

どうなったか

最初の段階ではリサちゃんが質問に完璧に答えられないこともあるようです。My-ope officeは、導入後のユーザにAごとに満足度を判定してもらい、AIがそれを学習してQに対するAの精度を高めているので、多くの人に使われるとともにリサちゃんは上手く答えられるようになっていきます。

まとめ

こうしたチャットボットを使うことで、住民にとっても行政にとっても心理的負担が下がります。今回の事例を見ると。電話やメールで問い合わせをする文化が根付いた場所でも、徐々にこうしたAIを利用したサービスが広がりつつあると考えられます。

参考資料

(蒲生由紀子)