AIが不審行動や万引き行動を自動的に検知:株式会社VAAKが万引き防止システム「VAAKEYE」を正式販売

課題

小売店の運営には万引き対策が欠かせません。万引きのために商品を失うことによる直接の損失はもちろん、対策のための防犯カメラや万引き防止タグ・ゲートへの投資が必要であったり、万引きがあったかどうかの映像の確認、警察への対応などの様々なコストの負担がありました。

また万引きが頻繁に発生しているとなれば、そのために店員は神経を張り詰めなければならず安心して働くこともできないという課題がありました。

解決方法

株式会社VAAK(本社:東京都千代田区、代表取締役:田中 遼、以下「VAAK」)は、カメラの映像を解析して万引き行動を検知する万引き防止システム「VAAKEYE(バークアイ)」を開発、正式版を発表しました。

VAAKEYEは、人間の歩幅や関節の動きなど、100以上のポイントを分析することで、客の行動を分析し、それが普通の行動なのか、不審な行動なのかを判別します。

不審な行動であったり、万引きとみられる行動だった場合は、管理画面やメールを通じて通知が行われ、その行動の動画が確認できるようになっています。

VAAKが公開している解析イメージの動画では、男性が赤い商品を万引きし、それをVAAKEYEが検出している様子が紹介されています。単純な体の動きだけでなく、身体的特徴(年齢・性別)や、商品を手に取ってからの経過時間、身につけている物(バッグ)なども検出していることが伺えます。

「男性、34歳、ハンドバッグを持っており、商品をテニしてから20秒経過、ちょろちょろしており、不審度30%」という感じで検知されている様子
「商品をバッグに入れた」と検知され、不審度が90%にアップした状態

どうなったか

これまで行われていた実証実験によると、77%以上の被害額の削減や、96%以上の万引きの対策時間の削減という結果が得られています。

2018年12月には、「VAAKEYE」により検知した映像から万引き犯が逮捕されるなど、これまで7件の逮捕事例もでています。

まとめ

映像から万引きを検出するシステムを紹介しました。

万引きを防ぐための仕組みというのは色々ありますが、それによる店舗側や消費者の負担というのは馬鹿になりません。AIに疑われ、行動を分析されていると思うと窮屈に感じる気持ちもありますが、こういったシステムが抑止力になることで、万引き防止タグや鍵付きのショーケース、「こちらの札を持ってレジにお持ちください」などがなくなり、買い物がより簡単で楽しいものになるといいなと思います。

参考資料

(Marvin編集部)