AIが自動で写真をタグ付け、アルバム分類:富士フィルムが写真クラウドサービスを開始

課題

デジタルカメラやカメラ付きのスマートフォン、そして写真をシェアするSNSの普及のおかげで写真を撮影することが増えました。@DIMEの2016年の記事によると10代女性のスマートフォンに保存されている写真は3000枚以上、旧来の自分で写真を選んでプリントしてアルバムに分けるという管理方法は難しくなっています。

解決方法

富士フイルム株式会社(東京都港区、社長:助野 健児)は、独自のAIシステムで写真を自動で分類、整理し、共有できるサービス「FUJIFILM PhotoBank(フォトバンク)」(以下、フォトバンク)を開発しました。

利用者は専用のスマートフォンアプリやWebサイトを使って写真をアップロードしたり、店頭でアナログの写真をスキャンしてもらうことでこのサービスを使えます。

どうなったか

フォトバンクはアップロードされた写真を1枚1枚解析し、そこに何が写っているか、どんなシーンかを認識し、約1,000種類ものキーワードから自動的にタグ付けをします。

シーンの分類は「誕生日」「キャンプ」「お祭り」などの世界共通のイベントだけでなく、「入学式」「花見」「正月の集まり」など日本固有のイベントなどがあり、ここには富士フィルム社の長年にわたるプリントサービス提供によって得られた、人々がどういうシーンを残したいかという経験に基づいているということです。

他にも、ピントがずれた写真を非表示にする、類似写真をまとめて1枚に表示する、AIがシーンなどから旅行と判断した写真群はアルバムに自動でまとめるなど、ユーザーがどのように見たいかということを考えられた機能も提供されます。

まとめ

今回は写真を自動で分類するサービスを紹介しました。

写真の自動分類というとGoogleフォトの知名度が高く、こちらもシーンと時間に着目して自動で旅行のアルバムを作ったり、人に着目して子どもの成長記録を自動で作ったりしてくれるようになっています。

フォトバンクでは、単なる分類にとどまらず、家族・知り合いとの共有のしやすさ、マーケットプレイスの解放、プリントサービスといった形で全部入りで今回のサービスを提供してきているところが強みと言えるでしょう。サービス開始は2019年春ということで、写真のプロがどのようなユーザー体験を作り上げてくるのか楽しみです。

最近は本物と区別のつかない写真もAIが生成できるようになってきてもいます。そのうち撮影はしてないけどこういう”いい場面”があったはずだという画像がAIによって自動でアルバムに追加されるが、人間は気がつかないで思い出が補正されるという未来もありそうですね。

参考資料

(Marvin編集部)