AIがブランドバッグなどの真贋を判定:KOMEHYOが開発・店舗導入へ

株式会社コメ兵(名古屋市中区、代表取締役社長 石原 卓児 以下、KOMEHYO)は、AIが製品の真贋を判定するシステム「AI真贋」を開発、2019年春店舗に導入することを発表しました。

課題

いわゆるブランド品の買取業者にとって、買取を申し込まれた商品の偽ブランド品の見極めは事業の存続に関わる重要事項です。鑑定士を育て、次々と出てくる新手の偽ブランド品について学ぶ必要がありました。

解決方法

KOMEHYOでは、2018年4月より真贋判定をする「AI真贋」というシステムの開発に着手しました。


「AI真贋」を活用した査定イメージ 公式プレスリリースより

詳細な鑑定手法は不明ですが、朝日新聞デジタルの記事によるとKOMEHYOは小型カメラからの画像認識により真贋を判定するシステムを開発したようです。

学習のためのデータには、KOMEHYO自身が買取を行なっているため、年間140万点の商品を扱う「商品センター」を利用するほか、自社開催している法人向けオークションに出品される商品を使うなどしています。

どうなったか

ルイ・ヴィトンのブランドについてバッグ、財布・小物の鑑定で97%の精度で真贋鑑定ができるようになりました。今後実店舗への導入を予定しており、真贋鑑定のサポートだけでなく、買取業務の時間短縮も期待されています。

対応ブランド、商品については今後増加予定とのことです。

まとめ

今回は、偽ブランド品の見極めを行うAIシステムの紹介をしました。

類似のシステムとしてはメルカリヤフオク!が機械学習を使ってオンラインのフリーマーケットサービスに出品された商品の見極めがあります。こちらは商品画像だけでなく、商品名や価格といった周辺の情報も使って、商品の真贋というよりは不正な取引かどうかというのを見極めています。

またスニーカーのマーケットプレイスであるGOATでは、ソールの柔らかさ、特定のゴム部分の硬さ、縫い目といった情報も使って機械学習でスニーカーの真贋を判定しているそうです。GOATは真贋の見極めを強みとしており、GOATにある商品は本物だということを他プラットフォームとの差別化に使っています。

偽ブランド品の悪影響はブランドの毀損だけでなく、反社会勢力の資金源になる可能性もあるなど社会全体で無くしていくべきものです。こういった動きが広がりブランド側がデータなり判定モデルを提供するような動きになっていくと精度の向上が期待できそうです。

参考資料

(Marvin編集部)