ドローン画像と機械学習で果樹の精密農業を実現:SeeTreeが正式リリース


イスラエルのSeeTree Systems Ltd. は、果樹の精密農業を実現する製品「SeeTree」を1月16日に正式リリースしました。

課題

果樹園では、1本1本の木を人間が見て回り、収穫時期を予想したり、病気になっていないかといった作業が必要です。他の木に感染するような病気の発見の遅れは、発芽から収穫まで5年といった年月のかかる果樹では大きなダメージとなります。しかし、大規模な農家では100万本以上を管理している場合もあり、人手で行うには限界がありました。

解決方法

公式サービス紹介動画

SeeTreeは、高解像度で多次元の画像センシング可能なドローン、センサー、特殊な車両を組み合わせて、果樹一本一本を識別して正確なデータを収集します。収集したデータは機械学習を使用して分析され、病気や収穫時期を予測したりします。具体的にどのような機械学習が行われているかは公表されていません。

まとめ

果樹園の生産をサポートするAIとドローンを活用したソリューションを紹介しました。

これまでも農業をサポートするドローンやAIはありましたが、その中でも果樹の場合は、木が立体的な形になっていることから上からの写真だけではわからない情報が多いため難易度が高いそうです。

消費者の立場からはこういったソリューションで生産が効率化され、おいしい果物が値打ちな価格で手に入るようになるとよいですね。

参考URL

(Marvin編集部)