トレイのパン 約10個 を 約1秒 で精算。画像認識を使ったレジシステム

課題
解決方法

どうなったか
トレイの上に約10個のパンが乗っていても1秒程度でPOSレジに入力できるようになり、客を待たせる時間が短くなりました。また、レジ打ちのためにパンを覚えることが不要になりました。
新しいパンを開発した際の登録には新規の同一種類のパンを5-6個提示するだけで学習が完了しました(IT Media記事)。これは、ニューラルネットワークベースであれば一桁以上少ない数になるかもしれません。
さらに、客に認識画面を見せる機能があるため、客の安心感アップに繋がったり、子どもが目新しさに喜ぶといった副次的なメリットもあったということです。
まとめ
パンの会計を画像認識で自動化することで高速化とミスの低減に成功したシステムを紹介しました。
レジのシステムというのは今開発がとても盛んで、セルフレジはもう大手スーパーなどでは当たり前になってきましたし、RFIDを使った自動レジもGUなどで導入がされています。またさらにそれを進めたレジなしの店舗のAmazon Goが米国でスタートし、日本でもJR東日本が無人店舗を駅内にオープンしています。
この「BakeryScan®︎」のシステムを知った時は、そもそもどうしてパンは袋に入ってないのだろうと思いましたが、公式HPの開発秘話によると、パンを個包装してバーコードをつけるという実験をすると、売り上げが減ってしまうというそうです。確かにあの焼きたてのパンが山盛りになっている陳列は、コンビニなどのパン売り場とは全く違うものですよね。
無人店舗のような大掛かりで魔法のようなシステムも楽しみですが、「BakeryScan®︎」のような導入が簡単で、目の前の課題を解決するようなシステムというのも良いですね。
参考情報
「すごすぎる」――地方のパン屋が“AIレジ”で超絶進化 足かけ10年、たった20人の開発会社の苦労の物語
ジーユーお問い合わせ Qセルフレジについて [GU公式HP]
JR東日本、赤羽駅に無人決済店舗を設置 [Engaget 日本版]
(Marvin編集部)